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| 出典：koisoku.ldblog.jp |
5-5の同点で迎えた8回裏。
ヒットの会澤、四球の木村昇吾を堂林が送り、1死2・3塁。
カウント1-1から菊池が一塁側に絶妙なセーフティースクイズを成功させると、捕球したゴメスがファーストに投げる隙にセカンドランナーの木村昇吾もホームイン。珍しい決勝ツーランスクイズとなりました。
この日は、先発の大瀬良が身体全体のはりで緊急降板。
8回には中田廉が上本（阪神）に2ランを被弾。
9回にはミコライオが2安打1四球とピンチを招くなど、はらはらする展開でした。
しかしカープらしい機動力を絡めた丁寧な野球でもぎとった痺れる勝利となりました。
記事：2014年7月26日の試合経過
動画；2014年７月26日 8回裏の攻撃
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| 出典：www.daily.co.jp |
セーフティースクイズを決めた菊池も素晴らしいですが、木村昇吾の四球の選び方と、二塁から隙を逃さず本塁に向かう姿勢。そのカープ野球に痺れた瞬間でした。
そんな鯉ゴコロをつかんでか、エルと共に木村昇吾がお立ち台。
「いい時も悪い時もありますけど、毎日野球ができる喜びを感じさせてもらってます。悪い時は悔しいですけど、こうしお立ち台に上れるときもあるので、一生懸命やっていて良かったと思います。」
というコメント。
苦労多い中でのつかの間の喜びは、どの仕事にも通じるので、何だかサラリーマンの心にぐっときます。そして締めのファンへの一言は、
「熱い中応援していただいてありがとうございます。熱中症で倒れられる方の話を聞くので、みなさん水分をしっかり摂って応援してください。僕たちはもっと熱い試合をします。」
気配りと熱意のこもった言葉。
筆者は、その人間性の豊かさにに胸打たれたのでした。
◆苦労人で、チーム愛の強い木村昇吾
木村昇吾は、2002年にドラフト11巡目で横浜ベイスターズに入団。2007年にトレードでカープにやってきた選手です。カープではブラウン時代から代走や守備固めでの限られた出場が多く、打撃でも期待されるユーティリティープレイヤーとして評価されるようになったのは最近の話です。
そんな木村昇吾は、昨年国内FA権を取得し、動向が注目されていました。
ユーティリティープレイヤーで当時の年俸3,100万円(Ｃランク)だった木村昇吾には他球団からのオファーも見込まれ、出場機会を求めての移籍も考えられたからです。
一方で2014年10月、緒方新監督の誕生に伴うインタビューで、木村昇吾は商店街でのインタビューに出くわし、残留を前提としたような、彼らしいコメントを残しています。
「僕ら選手が頑張らないといけないので『僕たちが頑張ります』と緒方さんには言いたいですね」
（引用元：広島の木村が商店街で残留宣言！？）
そして、残留宣言。「トレードで来て、ここで育ててもらった。今は練習がしたいです。」
（引用元：広島木村残留、ＦＡ権行使せず ）
先のヒーローインタビューといい、その人柄に将来のコーチ就任を期待してしまうのでした。
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| 出典：https://www.facebook.com/carpjazz/ |
◆カープジャズと木村昇吾
カープジャズは、トランペッター河村貴之さんをはじめとする広島ミュージシャン4人によるカープ公式の応援歌ジャズアレンジCDです。
なじみ深い応援歌たちがジャズで生まれ変わっていて、美しい音色を奏でています。
動画：「CARPJAZZ」“Carp”Quartet ダイジェスト
facebook：https://www.facebook.com/carpjazz
twitterアカウント：@carpjazz2014
そんなCARP JAZZの題字を記したのが木村昇吾選手。
驚くほどの達筆です。
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また、2015年の元旦にRCCで放送された「新春カープ日本一TV」では、五日市高校の書道ガールズとコラボして巨大書道のパフォーマンスを披露しています。
（右下の「極意」が木村選手の書です）
その他、広島名産・熊野筆とコラボして2015年1月～2月に企画された必勝鯉吉書展 ― カープ選手による魂の筆跡 では、トークショーにも出演しています。
（広島に住んでたら見たい、行きたい、イベントです）
字は性格を表すとよく言われます。
木村昇吾選手の人柄も書に表れているのかもしれませんね。
◆次回ブログ予告
2014年広島東洋カープベストゲーム10選（7） 延長11回の粘り勝ち 7/23 広島4‐2ヤクルト
（いよいよ本日はプロ野球の開幕なのですが、このテーマはやりきろうと思います）
